木は材種によって、強度、比重、耐水性、などが異なります。そして木目、色、手触り、それぞれ個性がありとても豊かな表情を持っています。
木が表に見え、手で触れることができる家作りでは、本来持っている性質を十分に理解し、それを臨機応変に生かす技術が必要です。
伊藤工務店は良い木を吟味して仕入れ、木材になるまで管理し、持ち味が最大限生きるよう大工技術の活かしてお客さまの家をお作りします。

伊藤工務店では基本的に909mm（概ね畳の短辺の長さ）のグリットを基準としたプランニングを提案しております。
等間隔に柱と梁を並べ、そこに合わせてご希望のプランニングを行うことで木構造の整然とした美しさを活かし、構造的にも経済的にもバランスの良い家づくりができると考えております。

柱や梁などの骨組みを見せることによって、荷重が伝わっていく様をデザインに組み込み、力強い印象を持たせています。
また、骨組みを美しく見せるために部材の接合部には伝統的な技法を用いています。
これは木の性質を理解した職人でなければ作ることが出来ませんし手間のかかる作業ですが、お客さまの家を長持ちさせ愛着を持って使っていただくために大切なことだと考えております。

建物本体の参考価格として「坪単価」という言葉があります。
これはユニットバスやキッチンなどの設備を含めた金額なので、床面積が大きければ坪単価は減少しますが、建物が複雑な形であれば増加します。
また、たとえ同じ形の建物でも、建物の仕様、土地の立地条件（インフラ、傾斜地、地盤強度、立木の伐採）建材の価格変動など、思わぬ増額が発生する場合もあります。 まずお気軽にご相談いただければと思います。

少数精鋭でお客さまの住まいを丁寧につくりあげるため、工期が長くなります。
目安としては１年前後掛かります。 全体の流れはPDFよりご確認いただければと思います。

⽊の家は建ててからも乾燥と共にわずかに収縮、変形していきます。
隙間やひび割れ、木目のめくれなど、どうしても避けられないことです。ご理解いただき暮らしてもらえると幸いです。